決まったサイズの中で作る「仕込みタイプ」壁の中に用意した仏間に、伝統的な仏壇を組み上げる「仕込みタイプ」です。伝統的な仏壇を求められるケースでも扉内に収納できます。
仏壇は「仏像」または「掛け軸」の御本尊を祀るための装置ですが、御本尊は「須弥壇」というもっとも高い壇に祀られます。その須弥壇には「宮殿」という各宗派の本山を模した木工造作物が立てられます(右図)。これらの下に位牌や過去帳を置く位牌段、仏具を置く段が付きます。それらを組子の障子、そしてもっとも外側の雨戸と呼ばれる木の扉で囲われています。つまり、多重の結界で御本尊を大切に扱います。
上のCGのように仏壇の上下まで作ることも可能ですが、須弥壇と宮殿、そしていくつかの段を用意することで伝統的な仏壇として成立させることができます。