家具の扉の中に収める「嵌め込みタイプ」既存のキャビネットや造り付け家具などに仏壇を収める「嵌め込みタイプ」です。モダンなデザインの小さな仏壇にする場合におすすめです。
扉付き家具に嵌め込むことで、扉を閉めると仏壇を意識しないインテリアにすることもできます。もちろん、扉をルーバーにするなど軽やかに存在を感じさせる演出なども取り入れることができます。
仏壇自体も外側の仕上げをせず、箱状で完結させることができるため、シンプルに作ることができます。
「嵌め込みタイプ」設計時の注意点
▶ 伝統工芸の木工は誤差0.5mm以下の精度があります。漆やカシューなどを塗ると1mm程度の“塗りぶくれ”が生じます。“塗りぶくれ”の寸法はコントロール仕切れません。
▶ ある程度の誤差を許容するように設計し、工房で作ったものを嵌め込むだけで設置できるようにする方が無難です。
▶ 完全に嵌め込む場合でも、仕上げは回しておいた方が無難です。
▶ 現場で組み立てる場合は、現場で1回以上調整する必要があります。ご相談ください。
▶ 製造期間は、仕様にもよりますが、最短で6ヶ月程度、場合によっては1年以上になることもあります。初盆などで急いで必要な場合は、仮の仏壇で対応することもできますのでご相談ください。
▶コストは寸法や仕様、デザインによってかなり変動します。